【ALS・パーキンソン病】頸椎装具(カラー)について

その他の難病に関する装具

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こんにちは、生活期専門の補装具製作所「装具ラボSTEPs」代表 義肢装具士の三浦です。

今回は、ALSやパーキンソン病による首下がり症候群の方が日常で使う「頸椎装具」についてご紹介します。

頸椎装具は襟や首輪を意味する英語で「頸椎カラー」と呼ばれることもあります。

以下、頸椎カラーと呼んで説明します。

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頸椎カラーの目的

頸椎カラーの目的は以下の三点です。

頸椎カラーの目的

  • 筋力低下によって頭を保持できない状態を支えること
  • 頭部の重みを分散し、首周囲の筋肉や関節の負担を減らすこと
  • 頭の位置を整えることで視野を確保し、呼吸や嚥下を助けること

頸椎カラーの種類

あご受けなしの頸椎カラー

頸椎カラーにおいて「あご受け」とはあごを固定して、首をひねる動きや回す動きを制限するものです。

「あご受けなし」の頸椎カラーでは動きの制限は少ないけれど、頭の重みを下から支えることで首にかかる負担を減らします。

むち打ちや頸椎ねん挫など日常の怪我で処方されることが多いのも、この「あご受けなし」のタイプです。

高さ調整機能はついていないので、その人の首の長さに合ったサイズを選んで装着します。

あご受けありの頸椎カラー

「あご受けあり」の頸椎カラーはしっかりと首を固定することが出来る一方で、あごの動きの動きが制限させるので食事がとりにくいなど、日常生活動作に支障がでます。

頸椎の手術後に、首を動かさないために一時的に使うことが多いです。

あご受け付きの下図のような頸椎カラーは「フィラデルフィアカラー」とよばれて、病院の備品としてもよく置いてあります。

フィラデルフィアカラーの利点

  • 前後で分かれていて、サンドイッチ構造のため寝たままでも装着可能
  • しっかりしたあご受け付きで、首の動きを強固に制限
  • 気管部分に穴が開いているので、気管切開後の処置も可能
  • 撥水素材なので入浴時の仕様も可能

高さ調整付き頸椎カラー

高さ調整機能が付いた頸椎カラーVISTAビスタカラー」は病院でも日常生活でもよく使用されます。

ダイアル式で簡単に高さ調整ができるので、ALSなど状態が変化するような場合でも高さを調整しながら使い続けることが出来ます。

VISTAカラーの利点

  • 前後で分かれていて、サンドイッチ構造のため寝たままでも装着可能
  • あご受けの高さが、ダイアル式で簡単に調整できる
  • 気管部分に穴が開いているので、気管切開後の処置も可能
  • 肌にあたるクッションは通気性が良く、とり外して洗濯・交換ができる
  • 広い接触面積で支えるので、胸郭にかかる負担が少ない。

※VISTAカラーは弊社で試着品をご用意し、貸し出しサービス(有料)を行っています。気になった方は、問い合わせフォームよりお問い合わせください。

ワイヤー型の頸椎カラー

ワイヤー型の頸椎カラー「ヘッドマスターカラー」はとにかく接触面積が狭く、重量が軽いのが特徴です。

頭の重みを支えることが目的のALSの人が日常的に使うために、よく選ばれています

軽量なので、手に力が入らない場合でも持って装着しやすいデザインです。

子供用の頸椎カラー

頸椎カラーは大人用が多いのですが、子供用に開発された頸椎カラーが「Whooper(ウーパー)」です。

あご受けの高さが3段階で調節でき、カラーも豊富で可愛いデザインです。

以上が頸椎カラーの説明でした!顔の周りに着けるものなので、デザインも気になるし、汗をかく部分だから装着感も気になる頸椎カラー。

日常で使う場合は、よく調べて自分に合ったものを選びたいですね。

装具の支給に係る制度に関してはこちらをごらんください↓

最後にALS・パーキンソン病の在宅ケアに関する書籍をご紹介します。ぜひ、ご覧ください。

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